「最近寝ても疲れが取れない」「集中力が続かない」「風邪をひきやすくなった」こんな症状の方はいらっしゃいませんか。この原因はビタミンB群の不足が原因かもしれません。疲れや免疫力の低下を改善したいときは「ビタミンCが不足しているのでは」と考える方がいらっしゃいますが、それだけではなくビタミンB群の不足が原因の場合が多々あります。そして、このビタミンB群の補給にはコツがあり、それぞれ単体で補給しても効果が十分には発揮されません。様々あるビタミンBをバランスよく補給する必要がありますが、その補給に最適なのが青汁です。この記事では青汁とビタミンBの関係と効果的な摂取方法を紹介します。
ビタミンBの役割
ビタミンBは一言でいうと、エネルギーの代謝をするのに不可欠な栄養素です。三大栄養素である糖質や脂質、たんぱく質をエネルギーに変えるのを助けるのがビタミンB群の役割ですので、もし不足すると肩こりや筋肉痛、口内炎などの身体的な症状やイライラや記憶障がいなどの精神的な症状を引き起こします。疲れや口内炎、イライラなどの症状が出るとビタミンCを補給する方がいらっしゃると思いますが、ビタミンCと同じようにビタミンBも不足すると様々な異常を引き起こします。
ビタミンBはそれぞれ単体で摂取しても十分に機能せず、一緒に摂取することでお互いが助け合って効果を発揮するので、ビタミンBはしばしば「ビタミンB群」とまとめて表現されます。野菜を毎日食べていれば問題ありませんが、現代は肉中心の食事や外食、コンビニ弁当に頼る食事になりがちで、バランス良くビタミンBを補給するのが困難になっています。そのような乱れた栄養バランスを改善してくれるのが青汁です。
青汁で摂れるビタミンB群の種類と効果
青汁は緑色野菜の栄養を詰め込んだ健康食品ですので、野菜本来の栄養をまとめて補給することができます。ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれていて、健康的な生活をするのに欠かせない栄養素を一度にまとめて摂ることができます。青汁の種類や製法などによって成分内容に若干の違いはありますが、様々なビタミンBを補給できます。青汁で補給できるビタミンBの種類と効果をそれぞれ説明していきます。
ビタミンB1 (1日の必要量は1.1~1.4mg )
ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える働きをしています。疲れが気になる方はビタミンB1が不足して補給した炭水化物がエネルギーに変換されずに疲労を引き起こしている可能性があります。また、脳の働きにも影響を与えるので、記憶力や集中力の低下の原因になります。
ビタミンB2 (1日の必要量は男性1.2mg・女性1.6mg)
ビタミンB2は脂質をエネルギーに変える働きをしています。また、皮膚や舌などの免疫を守る働きがあることから、不足すると肌荒れの原因になったり口内炎を起こしたりしますし、成長に影響力を持っているので、不足が成長を遅らせる原因になります。
ナイアシン (1日の必要量は男性15mg・女性11mg)
ナイアシンは脂質や糖質をエネルギーに変えるのを助ける働きをしています。また、神経系の働きを助ける作用もあるので、不足すると精神障害を起こすこともあります。
ビタミンB6 (1日の必要量は男性1.4mg・女性1.2mg)
ビタミンB6はたんぱく質を分解する際に使われる栄養素です。筋肉も血液もすべてたんぱく質からできているので、ビタミンB6の不足は健康的な生活に直接影響を与えるといえます。
ビタミンB12 (1日の必要量は2.4mg)
ビタミンB12はDNAの合成に必要な栄養素ですので、不足すると正常な細胞が作られずエラー細胞が増える原因となります。また、葉酸と共にヘモグロビンの生成に必要な栄養素ですので、ビタミンB12不足は貧血を招きます。
葉酸 (1日の必要量は240ug・妊婦は400ug)
葉酸はビタミンB12と同じく、DNAの合成に必要な栄養素です。また、妊婦には特に大切な栄養素で胎児の発育に影響を与えます。不足すると胎児の神経や脳の生成に異常を与える場合があります。
パントテン酸 (1日の必要量は4~5mg)
パントテン酸は脂肪や糖、たんぱく質をエネルギーに変える栄養素です。また、コレステロールやホルモンに関係のある栄養素です。不足するとうつや動悸、手足に異常を覚えることがあります。
ビタミンB群を効果的に吸収するなら青汁は朝に飲む
青汁はいつ飲んでもビタミンB群を補給することができます。しかし、ベストなタイミングは朝起きたときです。その理由は夜寝ている間にエネルギーは消費されるので、朝起きたときはエネルギーを身体が求めている時間帯です。身体が欲しているときに青汁を飲めば、ビタミンB群はもちろん、その他のビタミン、ミネラルも他の時間帯と比べて効率的に吸収することができます。
健康的な1日を過ごすには朝の栄養補給が大切です。その大切な栄養補給をベストなタイミングで、しかも栄養価の高い青汁で行えば効果は十分あります。疲れやビタミン不足が気になる方は是非、朝起きてすぐに青汁を飲んでください。