慢性疲労にも効く青汁で疲労回復

忙しい現代社会において慢性疲労とは聞きなれた言葉かもしれません。夜しっかりと寝たつもりでも朝起きると身体がぐったりと重く、疲れが残っている感覚がある。疲労感があるまま仕事に行って、また夜遅くまで働く。心当たりのある方は慢性疲労のリスクをどんどん高めてしまっています。しかし、こんな症状は青汁を飲めば改善できますので、紹介させていただきます。病気にならないために健康を意識して飲まれる青汁ですが、疲労回復にも実は効果があるのです。

慢性疲労の原因

慢性疲労は疲労が取り切れていないのにさらに疲労を重ねた結果、休息を取っても一向に身体の調子が良くならない症状です。その原因はいくつか考えられます。

ストレス

今も昔も普通に生活していればストレスからは逃れられません。しかし、騒音や環境汚染、休みたくても休めない労働条件など心身のリフレッシュが思うようにできない現代では 、私たちの自律神経は乱れやすい傾向があります。
本来夜になると副交感神経が優勢となり自然と眠りモードに身体が向かいますが、自律神経が乱れていると、ずっと交感神経の優勢が続き横になっても眠れなかったり、眠っても十分に疲労が取れなかったりする状態になります。ストレスを上手に解消できる方はまだ大丈夫ですが、ストレスをため込みがちな方は慢性疲労のリスクが高まると考えられます。

栄養不足

健康を気にしている方は毎日3食きちんと食事をされていると思いますが、現代人の食事は肉中心の食事であったり、ファーストフードに頼って毎日食べたりしてしまっている方も多く、栄養が偏ってしまっています。疲労回復にはバランス良くビタミンやミネラルを摂らなければなりませんが、偏食を続けているとそれが慢性疲労の原因となります。

青汁が慢性疲労に効く理由

青汁には疲労回復に効く栄養素である、ビタミン・ミネラル・アミノ酸が豊富に含まれています。

ビタミンは疲労回復に大きな役割を果たします。
たとえば、ビタミンB1はエネルギーの回復に役立ち、疲労物質である乳酸が溜まらないように糖質を分解してくれます。同様にビタミンB2やB6もエネルギーの代謝を助けて疲労を溜まらなくする成分です。ビタミンCも疲労回復には必要な成分で、活性酵素による細胞の損傷を防いでくれる抗酸化物質です。

ミネラルも新陳代謝に欠かせない亜鉛が含まれていたり、心身を落ち着かせる働きのあるカルシウムやチロシンなどの成分が含まれていたりします。

便秘を改善してくれる食物繊維が含まれていることも重要です。便秘はお腹の調子を悪くするだけではなく悪玉菌の多い腸内は機能も著しく低下しているので、仮に栄養価の高い食事を摂ったとしてもそれを十分に吸収することができません。体内に補給した栄養素を身体に取り込むには腸内環境が整っていることが欠かせないのです。青汁に豊富に含まれている食物繊維には悪玉菌を便と共に体外へ排泄して善玉菌を増やして腸内を改善する働きがあるので、疲労回復には大切な成分といえます。

青汁の中でもケールは慢性疲労に特に効果的

どの原材料の青汁を選んで飲んでも上記で説明したように疲労回復には大きな効果が期待できます。しかし、特に慢性疲労にはケールがおススメです。その理由はケールには睡眠ホルモンである「メラトニン」が豊富に含まれているからです。メラトニンを含む食品にはケールの他にスイートコーンやカイワレ大根、明日葉などがありますが、ケールはスイートコーンの約30倍、カイワレ大根の約50倍、明日葉の約70倍含まれているので、その量の多さを理解いただけると思います。身体の疲れが取れない理由はいくつもありますが、栄養をしっかりと摂取して、メラトニンを身体に取り込み質の高い睡眠をとれば自然と身体も回復していきます。栄養補給と共に睡眠の質も高まるという点で、ケールは他の原材料の青汁よりも慢性疲労に効果が期待できます。

慢性疲労にならないために

慢性疲労にならないためには、生活習慣の改善が必要です。適度な運動を行って体力を付けつつ睡眠の質を高めることも必要ですし、食事内容を改めて栄養をしっかりと摂ることも必要です。しかし、1日に推奨される野菜の量は350gで、この量を毎日摂ることはかなりハードルが高いことです。そこで、青汁を生活の中に取り入れることで栄養バランスが整い、崩れていた心身のバランスが改善されれば慢性疲労のリスクもなくなっていきます。疲れがどうも取れないという方は、生活リズムを整えて、栄養バランスを改善させるためにも青汁を飲みだしてみてはいかがでしょうか。