苦くて飲みにくい青汁を毎日飲むために様々な工夫をしている方は多いのではないでしょうか。牛乳に青汁を加えて飲んでいる方、果汁入りのジュースに混ぜて飲む方、あるいはヨーグルトやホットケーキなどの食べ物に青汁を入れている方など、習慣づけるための工夫は人それぞれあると思います。青汁は毎日飲み続けないと効果が現われないため、飲みにくい青汁を飲みやすくするのは大切なことです。この記事では青汁にレモンを加えると味や身体への効果はどのように変わるのか説明していきます。
飲みにくい青汁もレモンを加えればスッキリ飲みやすい
最近は大麦若葉や明日葉など、ケールと比べると苦みや青臭さなど野菜独特のクセが少ない青汁が商品化されています。しかし、それだけではまだ飲みにくさは残っていて、気になって飲めない方もいらっしゃいます。そこで、おススメなのが、青汁にレモン果汁を加える方法です。
青汁にレモンを加えるとレモンの酸っぱさが青汁の苦みを打ち消してくれます。さらに、レモンの爽やかな風味が青臭さも消してスッキリとした青汁に変わります。レモンを加えると青汁を飲みにくくしていた苦みと青臭さが収まるので、飲みやすくなり続けやすくなります。しかし、「レモンだけではまだ飲みにくい」と感じる方ははちみつを加えると、スッキリとした後味に甘味が加わるので、子どもでも飲めるような青汁に変わります。
どうしても青汁が飲めないとお困りの方は、レモン果汁を加えてみてはいかがでしょうか。
レモンのビタミンC効果で美容を強力サポート
青汁は健康への効果以外に美容にも効果があります。例えば、肌の調子を整えるのはもちろん、髪の毛や爪などをキレイにするので肌以外にも効果があります。それに加えてレモン果汁を加えることでビタミンCがプラスされて、さらに美容への効果がアップします。
ビタミンCの効果は風邪をひいたりしたときに摂取すると回復を早めてくれる効果が有名ですが、肌のキメを整えるのにも影響を与える栄養素です。
肌質を維持する
ビタミンCはコラーゲンの生成に不可欠な栄養素ですし、肌のターンオーバーの周期を整える作用もあるので美肌に直接影響を与えます。代謝を良くして肌のハリとツヤを守るので、シワの改善・予防に効果的です。
また、血行も良くなることから、顔色が良くなって美しさをサポートします。
紫外線から肌を守る
ビタミンCは紫外線によって発生するチロシナーゼという酵素の働きを抑えてメラニン色素の生成を抑える効果があるので、シミ対策になります。仮にシミができてしまっていたとしても、メラニンの発生を抑えることでシミを薄くする効果が期待できます。
また、紫外線を受けていると肌は活性酸素によってダメージを受けますが、ビタミンCの抗酸化作用によってそのダメージを抑えることができます。日焼けによって起こる炎症やシミ・そばかすにはビタミンCの摂取が最適です。
ニキビの防止
ニキビが発生する原因の1つはアクネ菌です。アクネ菌が出す活性酸素によって炎症が起こりますが、ビタミンCには抗酸化作用があるので活性酸素を除去する働きによって炎症を改善できます。また、ニキビの跡に色素が沈着するのも抑えてくれるので、ニキビ後のシミ対策にもなります。さらに、ビタミンCは皮脂の過剰な分泌を抑える効果もあるので、ニキビ予防としても効果があります。
青汁+レモンのレシピを紹介
青汁にレモンを加えると飲みやすくなると説明しました。また、レモンは豊富にビタミンCを含んでいるので美容に大きな効果を発揮します。青汁も美容に効果的な栄養素が豊富に含まれているので、青汁とレモンは相性が良く相乗効果を発揮します。毎日飲む青汁にレモンを飽きずに続けられれば美容に有効ですので、レモンを利用した青汁レシピを紹介します。
青汁レモン牛乳
材料:青汁1包(3g)・牛乳200ml・レモン1枚(5mm)
牛乳はたんぱく質やカルシウムが豊富に含まれていて、さらに青汁に含まれていない栄養素も含まれているので栄養の観点から抜群の相性です。そして、味は牛乳によってまろやかになり、後味にレモンのさっぱり感もあり飲みやすいブレンドです。
作り方は簡単で、牛乳に青汁を混ぜて、レモンを浮かせれば完成です。スプーンでレモンをかき混ぜたり、ときには搾ってみたりしてレモンを調整しながら飲んでください。
青汁ラッシーレモン風味
材料:青汁1包(3g)・プレーンヨーグルト100ml・牛乳100ml・レモン1枚(1cm)
ヨーグルトとレモンの爽やかな酸味の青汁は爽快です。苦くて青臭いイメージを持っている方でもこの青汁ラッシーレモン風味を飲めばその日から青汁を続けられます。甘さを加えたいならはちみつやオリゴ糖を加えてみるのも良いです。
作り方はすべてをミキサーに入れてかき混ぜるだけ。緑色のラッシーが完成します。
青汁レモンホットケーキ
材料:青汁1包(3g)・ホットケーキミックス150g・卵1個・牛乳80ml・レモン汁大さじ1
青汁は飲み物というイメージがありますが、食べ物にも使えます。今回は子どもでもおいしく食べられるデザートを紹介します。抹茶ケーキのような甘さとレモンの爽やかさを合わせたホットケーキです。
作り方は、牛乳と卵をまず先に混ぜます。混ざったらホットケーキミックスと青汁を加えてさらに混ぜます。それをフライパンで焼き、最後にレモン汁をかければ完成です。
青汁にレモンを加える場合の注意点
青汁にレモンを混ぜることでビタミンCを豊富に摂取できます。しかし、ビタミンCは熱や空気に弱い性質があるため、レモンを加える場合は注意をしないとビタミンCを摂取できないこともあります。
熱に弱いので熱いお湯を使わない
ビタミンCは熱に弱く、お湯を注いで青汁を混ぜると青汁に含まれているビタミンCは劣化します。レモンに含まれているビタミンCも同様で、熱を使う場合は注意が必要です。前項で紹介した青汁レモンホットケーキは最後にレモンをかけるようにしてください。一緒に混ぜて焼いてしまうと、ビタミンCを補給できなくなります。
空気に弱いので長期保存はしない
ビタミンCは空気に弱いので、長期保存はおススメできません。保存期間が長くなれば長くなるほどビタミンCは劣化して質が悪くなります。レモンを使う場合は使ってすぐに飲んでしまうようにしてください。もちろん、レモンを切っておいたり、レモン汁を作っておいたりすることも避けてください。劣化の原因になります。少々面倒ですが、青汁を飲むときに合わせて準備するようにしてください。