中性脂肪を青汁が減らしてくれる?

中性脂肪と聞いて皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか。おそらく皮下脂肪になる原因としてとらえて、いいイメージは持っていないと思います。飽食の現代はエネルギーを摂り過ぎることで中性脂肪を蓄え過ぎることとなり、様々な病気を引き起こしてしまいます。しかし、中性脂肪はブドウ糖と同じで人間のエネルギーとなるので身体にとって不可欠なものなのです。
バランスの良い中性脂肪を維持するために有効なのが青汁を飲むことです。中性脂肪に青汁がなぜ効果的なのかについて詳しく説明したいと思います。

中性脂肪とは

中性脂肪はお肉や油などの脂質が小腸で吸収されて作られるものと、飲酒やたんぱく質の摂取によって作られた糖質が肝臓で作られる2つの手段があります。脂質と糖質は両方ともエネルギー源として使われますので、消費量と摂取量がバランスよく釣り合っていれば問題ありませんが、どちらか一方に傾いたときに問題が起こります。冒頭でも書きましたが、人間にとって生命維持をする上でなくてはならない物質で、もし中性脂肪が少なくなり過ぎると栄養不足から身体を壊しますし、多過ぎると皮下脂肪が増えて肥満になって内臓にも脂肪がつきだします。血液はドロドロに変わり動脈硬化や脂肪肝、脳卒中などの病気の原因になります。
しかし、中性脂肪は決してイメージ通りの悪いものではありません。外部の衝撃から身体を守るためや体温の維持には必要な物質で、摂り過ぎ、不足が「悪」なのです。

青汁が中性脂肪に効果的な理由

ビタミン・ミネラル

中性脂肪は人間のエネルギーになりますが、単体ではエネルギーにはなれません。エネルギーとして消費するにはビタミンやミネラルが必要になってくるのですが、その補給に最適なのが青汁です。ビタミンやミネラルは野菜に豊富に含まれていますが、熱に弱い成分や水に溶け出てしまう成分などがありバランスよく補給するのが難しい栄養素です。しかし、青汁ならば熱を加えず成分を壊すことなく作られているものがありますので、効果的にビタミンやミネラルを補給することができます。青汁で野菜不足が解消て代謝の機能がアップするとエネルギー消費量もアップするので、自然と中性脂肪の問題にもよい影響が出ていきます。

食物繊維

青汁に豊富に含まれている食物繊維はデトックス効果で有名で、腸内の老廃物や有害物質を体外へ出してくれる働きがあります。同時に水溶性食物繊維が水分を含むことでジェル状になって、腸内の脂肪や糖分を絡めとって排泄されるので脂質や糖質の吸収自体を下げてくれる効果があります。
また、水溶性食物繊維がジェル状になる際に膨張するため、満腹中枢が刺激されて食べる量を抑える働きもうまれます。脂肪や糖分を外へ排出するだけでなく、食べる量自体を減らせるので根本的な問題を解決してくれます。ちなみに、食物繊維の効果を最大限発揮させるためには、青汁を食前に飲むことをおすすめします。食前に飲めば食物繊維が胃の中で膨れて、食べ過ぎを効果的に抑えることができます。

不必要な中性脂肪をつけないために

飽食の時代ですので中性脂肪値が低過ぎて低栄養となることはほとんどありません。多くの方は食べ過ぎやアルコールの飲み過ぎが原因で中性脂肪値が高過ぎることが問題となっています。中性脂肪を蓄え過ぎないためには脂質や糖質の高い食事は避けビタミンやミネラル、食物繊維が豊富な野菜を増やす努力と運動の習慣化、さらにはアルコールの飲み方を改める必要があります。急に禁酒は難しくても、量を減らしていくことは必要でしょう。そして、ビタミンやミネラルを豊富に摂取してエネルギー消費量を増やしてくれて、食物繊維で脂質や糖質の排出と吸収を抑えてくれる青汁を飲むことをおすすめします。