青汁で置き換えダイエットしても大丈夫?

毎日厳しい食事制限や運動を行ってダイエットをしているという方はたくさんいらっしゃいます。結果を早く出したいと初めから無理をする方も多いですが、長続きしなかったり、リバウンドで元の体重よりも増えてしまったりしてダイエットを諦めている方もよく見聞きします。そんなダイエットで悩みを持っている方におススメなのが青汁の置き換えダイエットです。置き換えダイエットはいくつも試したという方もいらっしゃるかもしれませんが、青汁は栄養豊富なので栄養が不足することがなく置き換えるのに最適です。この記事では置き換えダイエットのメリットや注意点を説明します。

青汁置き換えダイエットのメリット

身体や精神に負担をかけずにダイエットができる

多くの方は1度は絶食をしたり、食事を制限したりして摂取カロリーを無理矢理減らしてダイエットを試みたことがあるのではないでしょうか。確かに、ダイエットは摂取カロリーを減らして消費カロリーを増やせば、理屈の上ではカロリー消費が摂取カロリー量を上回って体重が減ります。しかし、ダイエットをするために身体や精神に多大な負担を与えて、体調を崩しては意味がありません。

そんな負担を最小限に抑えることができるのが青汁置き換えダイエットです。やり方は簡単で、いつもの朝食や夕食を青汁に置き換えるだけです。他の置き換えダイエットと何が違うのかというと、栄養素をしっかりと摂取できる点です。青汁はビタミンやミネラルなどが豊富に含まれているので、摂取カロリーを抑えつつ栄養はしっかりと摂取できます。例えば、腹持ちの良さに重点を置いたものと比べると身体への負担が少なく、絶食するわけではないので空腹によるストレスも抑えられます。

食事制限などのダイエットによって栄養が不足すると、病気になりやすくなったり肌荒れを起こしやすくなったりします。身体は食事から様々なビタミンやミネラルを摂取して、健康や美容を維持しています。しかし、その栄養の摂取がダイエットによって制限されると、本来の働きができなくなります。例えばビタミンCが不足すると免疫力が低下したり、コラーゲンの生成が減少したりして肌のハリやツヤが失われます。ビタミンB群が不足すると身体の粘膜を保護する機能が低下するので肌荒れを起こしたり、疲れやすくなったりします。しかし、青汁の置き換えダイエットであれば栄養をしっかりと摂取できるので、栄養失調のような症状を起こすリスクを減らせます。

案外腹持ちがいい

ダイエットがツライ理由の1つに空腹感があります。食事を絶食したり量を減らしたりすると空腹感でストレスを感じます。このストレスがリバウンドの原因になる場合があるので、キツイだけのダイエットはおススメできません。
青汁置き換えダイエットであれば空腹感を抑えながらダイエットができます。青汁は食物繊維が豊富に含まれていますが、食物繊維を食前に摂取すると水分を吸収して膨張します。お腹が膨れるので満腹中枢が刺激されていつもよりも食事の量を減らしても満足できるようになります。食物繊維は消化されずに胃腸に長く留まりますし、しかもジェル状の水溶性食物繊維はゆっくりと腸内を移動するので空腹を感じにくくします。

ダイエットで起こりがちな便秘にも効果的

ダイエットをすると食事の量が減るので、腸の内容物が減少します。すると腸の蠕動運動が鈍くなり便が排泄されないので便秘になります。便秘になると便の水分の吸収が進み、より排泄されにくい便となり便秘が深刻化していきます。ツライ食事制限のダイエットはこのようにしてツライ便秘も合わせて抱えることになります。しかし、青汁置き換えダイエットの場合は、食べる量が減っても食物繊維の効果によって便秘を防ぐことができます。食物繊維は膨張することで便をカサ増しする効果があるので、腸内で蠕動運動を促進する働きがあります。
青汁ダイエットなら青汁に含まれている食物繊維によってダイエット中でもスムーズな排便ができるようになります。

新陳代謝がアップして痩せやすい身体へ

青汁置き換えダイエットのメリットはいくつもありますが、続ければ「痩せやすい身体」「太りにくい身体」になれるのが大きなメリットです。青汁の食物繊維のデトックス効果によって身体から老廃物が排泄されてキレイな腸になります。腸内環境が良くなると栄養の吸収率が向上し、内臓や細胞に栄養を届けやすくなります。内臓や細胞が元気になると新陳代謝がアップして消費カロリーが増えます。基礎代謝が増えると今までよりも「痩せやすい身体」になります。
青汁置き換えダイエットなら今ある体重を減らすだけでなく、減らした後も太りにくい身体を維持するのに効果があります。

朝の置き換えダイエットは楽にできる

朝は起きてからすることが多くて時間に限りがあります。食事、歯磨き、お化粧、トイレなど、人によってはもっと用事がある方もいらっしゃると思います。そんな限られた時間に青汁置き換えダイエットを導入すると時間に余裕が生まれます。例えば、トーストを焼いてバターを塗っていた方も、ご飯にお味噌汁、納豆をセットで食べていた方も、青汁置き換えダイエットにすればコップに青汁を入れて水や牛乳を入れてかき混ぜるだけで終わりですので楽に朝食を終えられます。
栄養面で見ても起きてすぐは栄養の吸収率が高いので、朝食に栄養価の高い青汁を飲むと効率よく栄養を身体に取り入れることができます。健康や美容にも効果的な時間帯です。
また、朝食から昼食までは比較的時間が短い方が多いと思いますので、空腹を感じてもまだ耐えやすい時間帯でもあるのではないでしょうか。

効果を高めるなら夕食に置き換える

夕食はカロリーの高い食事になりがちですし、人によっては食事の時間が遅くなり胃腸へ負担をかける場合もあります。また、就寝後は代謝が悪くなるので食べたものが脂肪へ変化しやすくなります。高カロリーなものを代謝が悪くなる時間の前に食べればダイエットに影響必至です。青汁置き換えダイエットの効果を最大限高めたいなら通常の夕食を置き換えるのが最適です。
なお、食前に飲めば青汁に含まれている食物繊維が膨張して満腹中枢が刺激されるので、食前に青汁を飲むことをおススメします。

置き換えダイエットの注意点

食事をすべて青汁に置き換えられない

栄養価が高く満腹感も長持ちし、メリットが多い青汁置き換えダイエットですが、注意点もあります。青汁は栄養の補給を助ける食品ですので、青汁だけで1日の栄養をすべて摂取できるわけではありません。青汁で1度食事を置き換えたとしても、他の食事でしっかりと青汁では補えない栄養を摂取する必要があります。
例えば私たちの主要なエネルギー源となるたんぱく質や脂質は、不足すると疲労の蓄積や免疫力の低下、筋肉量の低下にもつながります。
糖質も最低限必要な量は摂るようにしましょう。
決して青汁だけでダイエットができるわけではありませんので注意してください。

即効性はない

前項で説明しましたが、青汁を飲めば「痩せやすい・太りにくい」身体に変わります。しかし、身体の体質が変わるまでには時間がかかります。青汁を飲むことで腸内環境が整い栄養素が体中に行き渡ります。内臓の機能が回復してようやく代謝が良くなってきます。今日飲んで明日には基礎代謝が上がっているということはありません。飲む人にもよりますが、青汁ダイエットの効果を実感するまでにかかる期間は数か月といわれています。すぐに効果が出ないため焦ることもあるかもしれませんが、継続してゆっくりとダイエットを行ってください。急激な変化よりもゆっくりと身体が変わった方が、身体へのストレスもなく健康的にダイエットができます。
なお、青汁置き換えダイエットは身体への負担が少ないダイエットですが、普段の食事と比べて栄養が減ってしまうのは否めません。身体が慣れるまでに時間がかかる場合もあります。身体に不調を感じたときは一旦普通の食事に戻して、落ち着いてから再開するようにしてください。