アレルギーといえば食べ物アレルギーが有名ですが、花粉やホコリ、犬や猫などの動物にもアレルギー反応を起こす方がいらっしゃるなど人によってアレルギーの対象はさまざまです。アレルギー反応を起こすものはいくつもありますが、原因はいくつもありません。アレルギー反応の原因は免疫機能の異常によって引き起こされていることがほとんどです。免疫機能を正常に戻せばアレルギーは改善されることが多いです。そして免疫機能を立て直すのに青汁は優れているので、この記事ではなぜ青汁が免疫機能に良いのか、どのような働きをするのか詳しく説明していきます。
アレルギーの原因は免疫機能の異常
アレルギー反応が起こる原因は免疫機能が正常に機能していないことです。小麦や卵、乳製品などの食べ物も、花粉も動物の毛もどれも本来は身体にとって無害なものですが、免疫が有害と認識してくしゃみや鼻水、消化器の異常といった反応で排泄しようとします。ウイルスなどの異物が身体の中に入ってきて、それに対して免疫が外敵だと判断して身体を守る反応は身体に備わった機能です。しかし、免疫機能が正常でないために過剰に反応すると、自分自身を守るどころかダメージを与えることになります。
アレルギー反応を起こさないためには反応するものに近づかないことが何よりも大切ですが、花粉などは普段の生活をしていて避けられるものではありません。アレルギー反応を改善する近道は無害なものにまで反応する免疫機能を正常な状態に戻すことです。異常に反応する免疫機能を正常に戻すのは生活習慣を変えるなど簡単ではありませんが、青汁を飲むことでも効果が期待できます。急に生活習慣を変えるのは大変ですが、青汁を飲む習慣を作ることはそれほど難しくないのではないでしょうか。アレルギーが気になる方は1度青汁を試してみてください。
青汁がアレルギーの改善に有効なわけ
免疫を高める方法はいくつもあります。例えば、
- 栄養バランスの良い食事を毎日規則正しく食べる
- 適度な運動を定期的に行う
- 良質な睡眠をしっかりと取る
- ストレスに強い身体を作る
- 体温を上げる
どれも実践すれば身体の機能が高まって免疫機能がアップします。あくまで、いくつもある内の1つですが、実践すれば免疫を高められます。しかし、実際に始めるとなると生活習慣が関わってくることなので大変です。食生活を変えるのは簡単ではありませんし、運動も睡眠も忙しい方にはその時間がなかなか取れません。ストレスとの上手な付き合い方も体温の上げ方もどうすれば良いのかわからない方も多いと思います。
そこで青汁です。青汁を飲めば手軽に「適度な運動」以外の4つを自然とすることができます。次の項では具体的な内容を説明していきます。
青汁の免疫機能を高める効果
青汁の栄養素で免疫機能を正常化
青汁にはビタミンやミネラル、食物繊維など豊富な栄養素が含まれています。普段の食事では十分に補給できない栄養素を、青汁を飲むことで補給できるので、毎日の栄養補給をサポートする健康食品として優れています。健康や美容を維持するにはバランスの良い栄養が必要で、もちろん免疫機能を正常に維持するためにも欠かせません。青汁を飲んで得たさまざまな栄養素が身体に働きかけて免疫を正常化します。
食物繊維で腸内環境を整える
腸内環境を悪化させる原因は便秘です。腸は免疫細胞全体の6割が存在していて、免疫機能の良し悪しを左右する場所です。便秘によって腸内環境が悪いと、免疫機能の低下につながります。
便秘を解消するのに効果的なのが食物繊維を摂取することです。どの種類の青汁を選んでも豊富に含まれています。食物繊維は胃で消化されることなく腸まで到達します。そこで水分を吸収して膨張することで腸を刺激して活動を活発化させます。さらに、排泄しようとする動きを促す他に、食物繊維には硬くなった便に水分を与えて柔らかくする働きもあります。柔らかくなった便はスムーズに肛門までいき排泄されます。
便が腸内で滞ると老廃物から有毒なガスを発して身体に害を与えます。しかし、便を速やかに排泄して有害化する前に老廃物を外に出す習慣がつけば、腸内は良い状態が続きますし免疫細胞にも良い環境がつくられ、免疫機能を整えることにつながります。
青汁の豊富な栄養でストレス対策
適度なストレスは身体にとって必要ですが、過剰なストレスがかかり続けていると免疫力の低下を招きます。そのメカニズムは普段なら交感神経と副交感神経の切り替えが上手に切り替わりますが、仕事などのストレスによって交感神経からリラックスするのに必要な副交感神経へ切り替われず、緊張状態が続きます。その結果疲れが取れずに免疫力の低下が起こります。現代はストレス社会で過剰にストレスを抱えている方も多く、そのストレスがアレルギーの原因となっている方が少なくありません。このストレスに負けない身体を作るのに青汁は有効です。
例えば、青汁を飲むことで摂取できるビタミンCはストレス対策に効果があります。ビタミンCはストレスを受けることで発生する活性酸素を除去する働きがあります。活性酸素は身体を酸化させてサビつかせる成分ですので、身体にとって必要以上にため込むことは禁物です。また、コルチゾールという抗ストレスホルモンの分泌にもビタミンCは必要です。他にもビタミンB群は神経系を正常に働かせるのに必要な栄養素ですが、青汁を飲めばいくつも摂取できます。
さらに、亜鉛や鉄といった神経に影響を与えるミネラルも補給できることから、青汁はストレスに負けないために有効な健康食品といえます。
睡眠の質を高めて疲労を回復
青汁に含まれているビタミンやミネラルで自律神経を整えることができると説明しました。自律神経が整えば夜になると副交感神経に切り替わって自然と眠りにつくことができます。さらに、青汁の睡眠への効果はもっとあります。メラトニンという体内の生活リズムを整えて睡眠を促す成分が含まれているので、スムーズにかつ質の高い睡眠をすることができます。
1日の疲れを溜めないためには睡眠は欠かせません。ただし、睡眠は長ければ良いものではありません。質の高い睡眠を十分な時間行う必要があります。青汁はビタミンやミネラル、そしてメラトニンの働きによって、眠りやすい身体の環境を整えて質の高い睡眠を取れるようにしてくれます。身体の疲れやストレスを取り除くことで身体の機能は回復して、免疫力も正常に戻すことができます。
青汁は血行を良くして体温を高める
青汁は血行を良くする作用がある栄養素を豊富に含んだ健康食品です。ビタミンEやパントテン酸は血行を良くする栄養素で、青汁に豊富に含まれています。また、青汁には血液の材料となる鉄分も含まれている上に、この鉄分の吸収を促進する効果があるビタミンCも同時に摂取できるので、青汁を飲めば血行促進が自然とされます。血行が上がれば体温が上がるので免疫を高めることにつながります。
さらに、食物繊維が腸内で余分なコレステロールや中性脂肪を排泄して、血液中のコレステロールや中性脂肪の濃度を下げてくれます。血液中にコレステロールや中性脂肪があると血液はドロドロになり血行を滞らせ、高血圧や動脈硬化、冷え性などの原因になります。また、体温が下がるので免疫機能が下がります。
青汁を飲めば血液をサラサラにして血行を良くするので、体温や基礎代謝が上がり免疫を高めることができます。
免疫を高めるために大切なこと
青汁を飲めば栄養バランスが整いますし、睡眠の質が上がります。また、ストレスに強くなり、体温を上げる作用もあるので、多角的に免疫力を高めることができます。そして免疫機能が正常になることで免疫機能の異常な反応を改善することができます。しかし、青汁は即効性はありませんので、例えば花粉が舞う季節になってから飲みだしたのでは遅いです。また、長期間飲み続けてようやく身体の体質が変わりだします。飲んだり飲まなかったりを繰り返していると効果が十分に出ないことがありますので注意が必要です。
さらに、青汁だけでアレルギー反応を抑えることはできません。青汁はアレルギーに有効ですが、青汁だけに頼るのではなく食生活の改善や適度な運動などを生活に取り入れて、生活習慣を直すことを心がけてください。