青汁で健康管理や体型の維持をしている方がいらっしゃいます。青汁はビタミンやミネラル、食物繊維がたくさん含まれているので毎日の健康のために飲むのには最適な健康食品です。ダイエット効果もあるのでスタイルを維持するために飲んでも効果的です。しかし、カロリー摂取量によってはもっと他に最適な健康食品があるかもしれませんし、飲みにくい青汁を牛乳などで割って飲んでいる方もいらっしゃいます。その場合当然カロリーは上がりますが、青汁のカロリーはどのくらいなのでしょうか。今回は平均的な青汁のカロリーと、アレンジや組み合わせによるカロリーの変化を紹介します。
青汁が低カロリーなのは本当?
結論からいうと青汁のカロリーは低いです。青汁は緑色野菜を絞ったエキスを素に作られているので栄養価は高いですが、カロリーは低いです。多くの粉末青汁の平均的なカロリーを紹介すると1包当たり概ね10~15カロリーです。人にもよりますが、ほとんど気にならないカロリーではないでしょうか。例えば、50キロの人が10分間普通のスピードで歩くだけで消費されるカロリーは約25カロリーです。ちなみに、睡眠中でもカロリーは消費されていて、1時間当たり45カロリー程度消費されていますので、青汁で摂取するカロリーがどれほど少ないかわかると思います。
一般的な粉末青汁による平均を紹介しましたが、商品によってはもう少し高めのものもあります。これは商品によって含まれている原材料に違いがあるためで、豆乳や黒糖などが含まれているとカロリーは高くなります。また、1包当たりの内容量も3gのものがあれば10gのものもありますので、それによって含まれるカロリーは若干上下します。
他の飲料水と比較しても低い
前項で青汁が低カロリーなのを説明しましたが、健康のために野菜ジュースを飲んでいる方もいらっしゃいますので、青汁以外の飲料水と比較すればもっとわかりやすいと思います。野菜ジュースやトマトジュースなどのカロリーと比べながら青汁のカロリーを再確認していきます。
コップ一杯当たり(200ml)
- 野菜ジュース…約60~100カロリー
- トマトジュース…約50~80カロリー
- 無塩トマトジュース…約40カロリー
青汁をコップ一杯水で飲んだ場合は約10~15カロリーですので、野菜ジュースと比べてもカロリーが低いことがわかります。野菜ジュースが高いのは砂糖などの甘味成分を加えているためです。青汁は商品にもよりますが、健康志向の青汁ならカロリーを高める成分が入っていないので低カロリーが実現できます。
飲み方次第では青汁も高カロリーになることも
青汁は水だけで溶かして飲んでいれば低カロリーで身体にやさしい健康食品です。しかし、青汁は飲みやすくなったとはいえ、青汁特有の苦みや臭みがなくなったわけではなく牛乳や砂糖を入れて飲む方もいらっしゃいます。入れる量によっては低カロリーの青汁が高カロリーな飲み物に変わる場合があります。
例えば、青汁を牛乳で割って飲んだ場合、牛乳は一杯200ml当たり約140カロリーあるので、粉末青汁のカロリーと足して一杯約150カロリーくらいになります。水だけと比べて約10倍もカロリーがアップします。仮に、低脂肪乳にしたとしても200ml当たり約100カロリーはありますので、その分が青汁のカロリーにプラスされます。牛乳の代わりに豆乳で青汁を割っている方もいらっしゃいますが、カロリーは低脂肪乳と同じくらい増加します。
カロリーを大幅に上げずに飲みやすくする方法
青汁の苦みが気になる方は無脂肪乳を入れてみたり、はちみつやオリゴ糖などの甘味料を入れてみたりするのが1つの方法です。はちみつは大さじ一杯(21g)で約62kcalで、オリゴ糖は大さじ1杯(9g)で約18kcalです。味やカロリーを調整しながら量を加えていけるので、自分好みの味にできます。この方法のメリットは青汁を飲みやすくしながら、青汁の栄養素とは別にたんぱく質やポリフェノールなどを摂取できることです。
ちなみに、錠剤タイプの青汁なら1粒約1カロリーで、メーカーによりますが1日の摂取目安は2~9粒ですので摂取カロリーを粉末青汁よりもさらに減らすことができます。「どうしても青汁を飲みたいけど、クセのある青汁を飲めるようにするためのアレンジでカロリーが高くなってしまう」とお困りの方は錠剤タイプをおススメします。
青汁は原材料も要チェック
青汁はカロリーを気にするなら水で飲むのがベストですが、その場合は原材料をしっかりと確認して納得してから購入するようにしましょう。最近の青汁は水だけでも飲みやすくなっていますが、そのために人工甘味料や香料などの添加物をたくさん入れている場合があります。添加物は安全を確認した上でルールに基づいて使用されていますが、健康にリスクがあるものもあります。身体が未発達の小さな子どもや妊婦の方が飲むには心配があります。
他にも原料にお茶が入っていればカフェインが含まれています。青汁に含まれているカフェイン量は微々たるもので過敏になる必要はありませんが、成長期の子どもが飲んだり、授乳中の方が飲んだりすると成長不良になる場合があります。
いずれも過剰摂取をした場合に出る症状で、普段摂取している分にはほとんど心配はいりません。しかし、極力添加物やカフェインを避けて青汁を飲みたい方はパッケージを確認して購入するようにしてください。
ダイエットに最適の青汁
青汁は栄養をしっかりと摂取しながら、摂取カロリーを抑えられるので、ダイエットのために毎日電卓でカロリー計算をしている方には積極的に摂っていただきたい健康食品です。また、青汁はダイエット中の方に多い便秘を解消する作用があったり、栄養不足をサポートする機能があったりします。さらに、青汁を飲み続けると腸内環境が良くなって新陳代謝がアップするので、1日の消費エネルギーが増えて自然と痩せやすい身体に変わっていきます。
他にもダイエット中は食事の量を減らして摂取する栄養が減るので、身体の細胞が弱って肌荒れや肌のハリ、ツヤを失いがちです。しかし、青汁は肌荒れを防いで、美容を維持する成分をたくさん含んでいるので、ダイエットしながら健康と美容をケアできます。