デザート感覚で食べられるゼリータイプの青汁

野菜不足が深刻さを増す現代は青汁が重宝されています。厚生労働省が推奨する1日の野菜摂取量の目標は350gですが、2015年の日本の男女年代別で調べてみると平均で350gを摂取できている年代はありませんでした。 食生活を急に変えるのは難しいことから、上手に青汁から野菜を摂取したいという方が増えています。しかし、青汁は苦くて青臭いイメージがあって、敬遠されがちな健康食品です。そこで最近注目されているのがゼリータイプの青汁です。子どもでもデザート感覚で食べられるように工夫を施されているのが特徴です。この記事では人気が高まっているゼリータイプの青汁について説明します。

ゼリータイプの青汁の特徴

青汁には粉末や錠剤、冷凍など様々なタイプがあります。そして、どのタイプも原料や製法の工夫によって飲みやすくなっています。その飲みやすくなっている青汁の中で格段に摂りやすいのがゼリータイプの青汁です。野菜嫌いの子どもでもお菓子のように食べられるのが最大の特徴で、青汁の風味を嗅ぐだけで「もう飲めない」という方でも、青汁の風味がほとんどないのでおいしく飲めます。また、スティック状になっていて持ち運びが容易でどこでも手軽に飲めるのも魅力の1つです。

おいしくて面倒がないゼリータイプなら、以前に青汁で挫折したことがある方でも青汁を続けられます。青汁は続けなければ健康や美容の効果を得ることはできません。多くのメーカーの青汁は1包当たり50gから100g相当の野菜が含まれています。毎食時に食べるとして、少なくとも150gの野菜を青汁だけで摂取できる計算になります。ゼリータイプなら飲みやすく続けられますので、青汁は苦手だけど野菜を手軽に摂取したいという方はゼリータイプの青汁を試してみてください。

ゼリータイプの青汁のメリット

ゼリータイプの青汁はとにかくおいしい

青汁がマズいといわれる原因は野菜独特の苦みと青臭さです。しかし、ゼリータイプの青汁には、青汁最大のデメリットである苦みと臭さがありません。ゼリータイプの青汁はマズさがなくなっただけでなく、工夫によってさらにおいしくなっています。例えば、リンゴやマンゴーなどのフルーツの味をつけたもの、黒糖などの甘味を加えたものなどがあるので、青汁というよりはお菓子として食べられるようになっています。食感もつるんとしていてお菓子のゼリーと違いはありません。野菜嫌いで野菜にお箸をつけない子どもでもゼリータイプの青汁なら喜んで食べてくれます。
子どもの野菜不足が気になる親御さんにとっては嬉しい青汁といえます。食後のデザートに食卓に出してみてはいかがでしょうか。

いつでもどこでも食べられる

ゼリータイプの青汁はスティックタイプですので、持ち運びに苦労がなくどこでも簡単に食べられます。持ち運びが便利な青汁は粉末や錠剤タイプのものも該当しますが、水がなければ飲めません。水のない出先では持ち運べても飲めない可能性もあります。しかし、ゼリータイプは水がなくてもそのまま出して食べられます。
また、ダイエットをしている方にも向いています。ゼリータイプは青汁を咀嚼しているので、何かを食べている感覚があります。置き換えダイエットとしても使えます。しかし、粉末や錠剤タイプはものを食べた感覚を持てないので、他に何かを食べたくなります。我慢するとリバウンドの原因になることがありますので、おススメできません。
また、朝の忙しい時間でもゼリータイプの青汁は便利です。朝時間がなくてご飯を食べない習慣の方は、エネルギーが不足して本来の身体の機能を発揮できませんが。しかし、青汁なら様々な栄養が含まれていて栄養価が高いので、時間がなくて朝食を食べられなくても、朝食の代わりに青汁を口にしておけば朝の栄養不足を補うことができます。

続けやすい

青汁は何よりも続けなければ効果が出ません。短くても1ヶ月程度は青汁を飲み続けないと健康や美容に効果が出ないことが大半です。古い肌が新しい肌に変わるターンオーバーは個人差はありますが約1ヶ月かかります。他の細胞も同様に新しいものに入れ替わるまでに時間がかかりますので、その時間を考えると変化が現れるまでに数か月はかかります。
1ヶ月間苦くて青臭い青汁を飲むとなると続けるのが難しいですが、おいしくて、なおかつどこでも手軽に食べられる青汁なら苦もなく続けられます。

ゼリータイプの青汁のデメリット

食べすぎで身体を壊すことも

ゼリータイプの青汁はおいしいのでお菓子感覚で手軽に食べられますが、それはデメリットにもなります。青汁は本来ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に入った健康食品で、栄養価が高い飲み物です。パッケージに書かれた1日の目安を守って飲んでいれば健康や美容を維持するのに効果的ですが、食べすぎると身体を壊す原因になります。
例えば、食物繊維の過剰摂取があります。食物繊維は腸内環境の改善に効果的ですが、過剰摂取すると便秘や下痢を引き起こします。これは腸の機能が活発になりすぎて便秘になるケースや食物繊維が多すぎて便が水分を含みすぎるケースなどが原因としてあります。食物繊維は適量を身体に入れるのは健康につながりますが、過剰摂取は逆効果となります。
また、ゼリータイプは食べやすくするために人工甘味料やゲル化剤など様々な添加物が入っています。食品に使用される添加物は厚生労働省が様々な検査をした上で安全であると認めたものが使われているので、原則安全といえます。しかし、添加物の過剰摂取でアレルギーを起こす方もいますので、注意が必要です。

価格が他のタイプの青汁と比べて割高

粉末や錠剤タイプの青汁は1杯当たり100円程度で、100円以下の商品が数多くあります。一方ゼリータイプは1包当たり150円程度と少し割高です。。製品までの手間が他の青汁と比べて少しかかるために価格が高くなります。青汁を飲みやすくなった分、費用がかかっているといえます。価格が高くなったからといって、青汁の量を減らすのはおススメできません。途中で経済的な理由で止めることにならないように、青汁を購入する前に青汁を飲む計画を立ててから購入してください。

アレンジを利かせにくい

粉末の青汁は牛乳やココアに入れてみたり、クッキーやホットケーキに混ぜて食べてみたり、いろいろなアレンジができます。いつも水と混ぜて青汁を飲んでいて味に飽きてくれば、他の飲み物で飲むことができますし、はちみつなどを加えることもできます。しかし、ジェルタイプは溶かすことも、何か味を加えることもしにくいというデメリットがあります。味に飽きてくると他の商品に変えて続けてください。