青汁と合わせて飲む果物はバナナやリンゴ、ミカンなどさまざまあります。また、牛乳やココアなどに混ぜて飲む方法もあります。青汁だけで飲むのは苦みやニオイがあって飲みにくいという方もいらっしゃいますが、果物や牛乳を混ぜればおいしくいただけるという方がたくさんいらっしゃいます。その中でおススメしたい果物があります。それがグレープフルーツです。グレープフルーツはレモンと同じで酸味が強く青汁を爽やかな飲み物に変えてくれる果物です。また、栄養価も高く美容や健康にも効果的ですので、青汁との相乗効果が期待でき相性も抜群です。
青汁にグレープフルーツを混ぜるとおいしくなる
グレープフルーツは好みが分かれる果物で、グレープフルーツの苦みが苦手な方もいれば、風味や香りが爽やかで毎朝の定番にしている方もいらっしゃいます。そんなグレープフルーツを青汁に入れると、青汁独特の苦みを打ち消してほのかな甘味と酸味を楽しめるようになります。青汁の苦み消しにレモンを加える方がいらっしゃいますが、甘味が少ないのが難点です。レモン割りに砂糖やはちみつで甘味を加えていた方なら断然グレープフルーツがおススメです。
また、グレープフルーツは食べるだけでなく芳香剤などにも使われることがある果物ですので、青汁のニオイを消して柑橘系の爽やかな香りをプラスできます。グレープフルーツは青汁のマズイ印象を変える果物として人気が出てきています。
スッキリとした味わいと甘味の中にほのかに柑橘系の爽やかな香りがある青汁を飲みたい方は是非グレープフルーツを試してください。
グレープフルーツを入れる量は、青汁200mlに対してグレープフルーツ4分の1程度を絞って入れるとバランスの良い味になります。
青汁とグレープフルーツでキレイに
青汁は健康と美容の効果が高い健康食品として有名ですが、この青汁にグレープフルーツを加えることでさらに効果がアップします。
ダイエット効果
グレープフルーツの苦みを出している成分にナリンギンというポリフェノールがありますが、食欲抑制の作用を持っています。青汁のグレープフルーツ割りを食前に飲むことで、青汁に豊富に含まれる食物繊維の効果と相まって食欲を抑えて余計なカロリー摂取を抑えることができます。食物繊維は消化器官で膨張して食欲の抑制につながるだけでなく、水分に溶けてジェル状になることで糖や脂肪の吸収を抑える効果もあるのでダイエットにさらに効果的です。
また、青汁とグレープフルーツには血流を改善する効果もあります。血行が良くなるとむくみや冷え性が改善されますが、体中に栄養や酸素の供給量が増えるので細胞が活性化して新陳代謝がアップします。基礎代謝が増えることで自然と消費カロリーが増えて痩せやすい身体に変ります。
さらに、頭皮に栄養が行き渡ることで髪の毛が艶やかになり抜け毛が減る効果もあります。
ちなみに、青汁もグレープフルーツも低カロリーなので、ダイエット中でも合わせやすい飲み物です。
美肌効果
グレープフルーツに含まれるナリンギンは食欲抑制効果以外に抗酸化作用もあるので、アンチエイジング効果が期待できます。老化の原因は体内で増えすぎた活性酸素が細胞を酸化させて傷つけることで起こります。シミやそばかす、しわなどの老化現象もこれによって起こりますが、ナリンギンの抗酸化作用でこの活性酸素を除去することができるので、老化を予防することができます。また、活性酸素はガンや動脈硬化などの病気の原因になるので、活性酸素を除去することで生活習慣病予防にもなります。
他にもグレープフルーツにはビタミンCが豊富に含まれているのでコラーゲンの生成やメラニン色素を抑えることができます。
青汁にはビタミンCをはじめとして、ビタミンA・ビタミンE、ビタミンB群などの美肌効果を持つ成分が豊富に含まれているので、青汁とグレープフルーツを同時に摂取することで高い美肌効果が期待できるようになります。
疲労やストレスに良い青汁のグレープフルーツ割り
美容効果の他に青汁とグレープフルーツは疲労回復にも効果があります。
クエン酸の力で疲労を回復
グレープフルーツに豊富に含まれているクエン酸はレモンにも含まれる酸味の元で、疲労回復に効果がある成分です。
疲労は乳酸という疲労物質の蓄積で起こりますが、クエン酸にはこの乳酸を分解する作用があります。また、糖質や脂質をエネルギーにスムーズに変換するサポートも行います。もしクエン酸が不足していると糖質や脂質がエネルギーに変換されないのでエネルギー不足に陥ります。さらにエネルギーが不足するだけでなく、変換されなかった糖質と脂質は乳酸に変わるので疲労をため込むことになります。
グレープフルーツを摂取することでクエン酸の摂取ができるので疲労を回復することができます。
ストレス対策
グレープフルーツには抗ストレスホルモンに関わるビタミンCが含まれているので、ストレス対策にもなります。ストレスを感じるとコルチゾールという抗ストレスホルモンが分泌されますが、このホルモンにビタミンCが多量に消費されます。ビタミンCが不足するとストレスによって自律神経が乱れて睡眠がとれなかったり、うつになったり精神的な不調を起こします。
また、ビタミンCは抗酸化作用があり活性酸素を除去する働きもあるので、免疫力を高める効果もあります。活性酸素が過剰にあると身体の機能低下につながって風邪や病気にかかりやすく弱る原因になります。しかし、ビタミンCを青汁とグレープフルーツからしっかりと補給することでストレスに強く病気にかかりにくい身体になります。
青汁とグレープフルーツにはビタミンCが豊富に含まれているので、ストレス対策に効果があります。また、食物繊維が豊富なので腸の環境を整えることでビタミンCの吸収率をアップすることができますし、免疫細胞の7割が存在する腸の機能が高まることで免疫力が上昇します。