青汁とブルーベリーの相性について

青汁を飲むことで野菜不足が解消されて生活習慣病の原因の1つである食生活の乱れを改善することができます。さらに、生活習慣病の予防と共に、便秘や肌荒れなど身体のいたるところに作用して不調を改善します。しかし、毎日飲む習慣がある青汁で今まで以上に健康や美容を促進できれば、うれしくありませんか?それも、簡単で経済的に。スーパーやコンビニなどで売っているブルーベリーを青汁と一緒に飲むと、青汁に含まれる栄養素の効果とブルーベリーが持つアントシアニンの効果で健康や美容の効果がアップします。この記事ではブルーベリーを青汁に混ぜることで高くなる効果についてと、飲み合わせの相性を説明します。

青汁にブルーベリーを入れて健康促進

ブルーベリーに含まれるアントシアニンの効果

視覚機能の回復

ブルーベリーが目に良いということは有名です。実際、ドラッグストアなどでブルーベリーを使った様々なサプリメントで目に効果的というものが売られています。具体的には視力の回復というよりは、眼精疲労の緩和やかすみ目、ぼやけなどの改善に効果があります。
目に作用する成分はアントシアニンというポリフェノールの一種です。アントシアニンはロドプシンという目の機能をつかさどる成分の再合成をサポートする効果があります。ロドプシンは目の酷使や加齢とともに再合成する力が衰えていき、その結果「見えにくい」「目が疲れやすい」という状態を生み出します。
アントシアニンを摂取すると再合成を促すので、目の疲れや老眼、黄斑変性症などが改善されます。

アントシアニンは抗酸化作用が極めて強い成分ですので、血行の促進にも効果があります。コレステロールが酸化するなどの影響で血流が悪くなりますが、アントシアニンはコレステロールの酸化を防いでサラサラの血液を保つ働きがあります。目の周りの血流が良くなると目の細胞に酸素がしっかりと供給されて目の疲れなどの症状が改善します。

青汁は視覚機能の改善に効果があるルテインを含んでいますが、ブルーベリーを一緒に飲むことでさらに高い効果が期待できます。目の調子が悪いという方は青汁と一緒にブルーベリーを食べてください

花粉症対策

くしゃみや鼻水の症状は身体の防衛反応で、ウイルスなどの有害な異物が体内に入ってきたときに起こります。しかし、有害でない花粉に過敏に反応して起こる症状が花粉症です。これは免疫機能の異常が原因で、本来反応しなくてもよいものをアレルゲンと判断してアレルギー症状が起こります。この反応を抑えるのにブルーベリーのアントシアニンが有効です。花粉が体内に入ってきたときにアレルゲンと判断して排泄する働きをするのが「ヒスタミン」という物質です。アントシアニンはヒスタミンの分泌を抑える効果がありますので、花粉症の緩和に効果があります。
マウスの実験でも有効な結果が出ていて、アントシアニンを与えたマウスはヒスタミンの分泌が減りました。有効性は証明されていますので、花粉症で悩んでいる方はブルーベリーを食べてアントシアニンを摂取してみてはいかがでしょうか。

また、青汁にもビタミンCやβカロテン、ビタミンEなど免疫を高める効果がある成分を豊富に含んでいるので、青汁とブルーベリーを同時に摂取することで花粉対策に有効といえます。

青汁に含まれる栄養素の効果

食物繊維

ブルーベリーは食物繊維がバナナの2.5倍といわれるほど豊富に含まれています。青汁もまた豊富に食物繊維が含まれていて、かつ水溶性の食物繊維と不溶性の食物繊維がバランス良く含まれているので、一緒に摂取することで腸内環境を整えるのにより効果的です。水溶性食物繊維はジェル化することで腸内の内容物に水分を与え柔らかくします。また、老廃物を絡めとって排泄する働きがあります。不溶性食物繊維は便の量を増やすことで腸内を活発化させて排泄を促す働きがあります。青汁を飲めばこの両方の機能がバランス良く発揮されるので、便秘の解消が促進されます。また、デトックス効果によって免疫細胞の6割が存在する腸内の毒素が洗われるので、免疫機能が向上します。
さらに、腸内環境が整うと摂取した栄養の吸収がスムーズにできるようになるので、全身にしっかりと栄養を送れるようになります。疲労回復やストレスの緩和、生活習慣病の予防など健康のための基礎が整えられます。

ビタミン

青汁は様々なビタミンを同時に摂取できる健康食品です。多くのビタミンは単体で摂取するよりも複数のビタミンを同時に摂取する方が効果的に機能します。例えば、ビタミンEはビタミンCやB2などと一緒に摂取すると抗酸化作用を高め合いますし、ビタミンCはパントテン酸と一緒に摂るとストレス解消に効果を発揮します。決して単体で摂取しても効果が低いことはありませんが、同時に摂取することで効果は格段に上がり、健康に効果的といえます。青汁はそれだけでもビタミンが豊富でビタミン摂取に最適な飲み物ですが、これにブルーベリーが加わることでビタミン量が増えるので、より効果的に身体を健康にします。
また、ビタミンEとアントシアニンの相性が良いこともあり、抗酸化作用で血液をサラサラにして高血圧や動脈硬化の予防にもなります。

美容に効果的なアントシアニンを青汁にプラス!

青汁は健康だけでなく美容にも効果があることは有名です。美肌効果や美白効果、ダイエット効果など様々です。特にビタミンCやビタミンEといった抗酸化作用を持つ栄養素が老化の原因となる活性酸素を除去してアンチエイジング効果を出しています。この効果をより高めるのにブルーベリーのアントシアニンが有効です。その理由はブルーベリーに含まれているアントシアニンは抗酸化作用がビタミンCの約5倍も高いからです。
シミやそばかす、たるみなど肌荒れの原因となる活性酸素の発生は、紫外線や排気ガス、喫煙、ストレスなど数え上げればきりがないほどのものが影響を与えています。現代は活性酸素を発生させるもので溢れていますので、抗酸化作用の効果が高いブルーベリーのアントシアニンを青汁の豊富なビタミンと同時に摂取することで相乗効果が生まれ、より抗酸化作用を高めます。
細胞の酸化は「サビ」です。身体がサビていてはキレイにはなれません。抗酸化作用でサビをキレイに落とすには青汁とブルーベリーを同時に摂取することがおススメです。

青汁にブルーベリーを入れれば青汁がおいしくなる

青汁に合う果実はたくさんあります。リンゴやみかん、バナナなど意外と何にでも合うのが青汁です。ブルーベリーと青汁を一緒に飲むと青汁の独特の苦みをブルーベリーの甘さと酸味が消してくれるので飲みやすくなります。ブルーベリーはリンゴなどと同様にスーパーで簡単に手に入る果実ですので、青汁と混ぜる果実として最適なものの1つです。

また、他の果実よりもおススメな理由が1つあります。それはブルーベリースムージーが作りやすいところです。スーパーやコンビニで冷凍になったブルーベリーが売られていますので、これを使えば簡単にブルーベリースムージーが作れます。これに青汁を入れてミキサーで混ぜればおいしいオリジナル青汁の完成です。また、青汁を混ぜたヨーグルトにブルーベリーを散らしてみるのもおいしく食べられる方法です。

ブルーベリーは健康や美容に効果的で青汁と合わせることで大きな効果を期待できますが、食事の観点から見ても青汁とブルーベリーはおいしく食べられて相性が良いセットといえます。