野菜不足の解消には青汁が最適

成人の1日あたりの推奨野菜摂取量をご存知でしょうか。厚生労働省によると成人は1日あたり350gの野菜を摂取することが推奨されています。しかし、この量を難しいと思った方は多いのではないでしょうか。平成27年度国民健康・栄養調査によると平均の野菜摂取量が一番多い60代女性でさえ334,4gで350gには届いていないので、他の年代となると当然350gには届いていません。男女ともに60代を頂点に若くなればなるほど摂取量は減っていき、20代女性に到っては226,8gと3分の2程度しか食べておらず、日本の野菜摂取不足が深刻化しています。しかし、改善の光が見えない野菜不足を解消するのに近年青汁が注目されています。青汁の何が優れているのか、この記事で紹介していきます。

青汁が野菜不足に効果的な理由

現代社会は外国の食文化の浸透によって野菜よりも肉中心の食文化に変わってきています。実際厚生労働省の調査でも外食や買ってきたお惣菜、お弁当の割合がどんどん増える傾向にあり、若くなるほどこの傾向が強くなっていきます。様々な理由により野菜の摂取量が減っていますが、野菜不足は食べないことが問題というよりも、偏食をすることによって引きおこる病気のリスクを上げることが問題です。若いうちはまだ症状が現われていなくても、生活習慣病としてあるとき急に糖尿病や動脈硬化などの病気として表面化しますので、早い段階で食生活を改める必要があります。
深刻な病気にならないためにも野菜不足の解消が必要ですが、青汁を毎日飲む習慣をつければ一気に解消に近づくことができます。各メーカーや商品によってばらつきはありますが、青汁1包3gにつき野菜50~100g程度の野菜が摂取できます。例えば、平成27年度国民健康・栄養調査で一番摂取量が少なかった20代女性(平均摂取量は226,8g)でも、1日3回の食事のたびに青汁を飲めば350gに到達することができます。食生活を変えて野菜350gを1日に摂るのは難しいですが、青汁を毎日食事のたびに飲むくらいならハードルはグッと低くなります。今は飲みやすい青汁がいくつもありますので、野菜不足解消に青汁を試してみてください。こちらに人気のある青汁のランキングサイトがありますので、これから青汁に挑戦してみようという方はぜひ参考にしてください。

青汁で健康になって野菜不足解消!

野菜不足をそのままにしておくと将来的に生活習慣病などの発症リスクを高めると説明しましたが、短期的にみても病気のリスクを高めています。例えば、肉食の偏食を続けているとビタミン群が不足します。ビタミンは活力の素となるので身体になくてはならない栄養素ですが、体内で生成されることはなく外から摂取しないといけません。肉食中心で野菜を食べないでいるとビタミンが不足して、身体の免疫機能が低下します。免疫力が落ちれば簡単に風邪をひきますし、ぜんそくなどのアレルギーを発症することもあります。さらに回復力も落ちて疲れが取れにくくなり、ひどい場合は慢性疲労の原因になります。青汁は様々なビタミンが豊富に含まれているので身体が不調に陥るリスクを下げてくれます。
青汁は免疫力の正常化と共にパントテン酸やビタミンEの効果でコレステロール値を適正に保ち血流をスムーズにする効果がありますので、生活習慣病が気になる方にはおススメです。他にも糖質の代謝を助けるビタミンB2も青汁に含まれているので、糖尿病が気になる方も青汁を飲むことで改善することができます。青汁を健康のために飲む方が増えていますが、歳を重ねて健康が気になりだした方は青汁習慣がおススメです。

青汁で美しくなって野菜不足解消!

野菜不足は健康への害以外にも美容の大敵でもあります。野菜不足を続けていると食物繊維が不足して便秘が引き起こされます。便秘は軽く考えがちですが、放っておくとニキビや肌荒れなどの肌トラブルになります。腸内環境が悪くなると老廃物や有害物質が便として排泄されずに、血液に混ざって全身に送られていきます。便秘は肌荒れだけでなく口臭、体臭などのトラブルをも引き起こします。しかし、青汁を飲めば、豊富に含まれている食物繊維が老廃物の排泄や善玉菌の増殖を促して腸内環境を整えて、あっという間に便秘を解消してくれます。
また、野菜不足はダイエットにも影響を与えます。野菜不足によってビタミンB2などの代謝をサポートする栄養素が不足すると、基礎代謝が低下して太りやすい身体になってしまいます。しかし、青汁を飲んで野菜不足を解消すると身体の働きをサポートする栄養素がたくさん摂れるので、基礎代謝がアップして自然と痩せる身体へと変わっていきます。

青汁をおいしく飲んで野菜不足解消!

青汁を飲めば野菜不足が解消されて、健康になれて美しくもなれると説明しましたが、青汁は独特の味や風味が苦手で飲めないという方が少なくありません。しかし、飲み方さえ工夫すれば青汁を習慣にすることは難しくありませんので、いくつかおススメの飲み方を紹介します。

牛乳と混ぜる

多くの青汁には飲みやすくするために抹茶を混ぜています。抹茶が混ざった青汁に牛乳を足すと、抹茶オーレのような味になっておいしくなります。青汁が苦手な方でもこれなら飲めるという方が多くおススメのブレンドです。また、牛乳は腹持ちがいいので、おいしくなるだけでなく、間食が減ってダイエットの助けになります。

オリゴ糖を混ぜる

青汁は苦みがありますが、オリゴ糖を入れることによって甘味が加わり飲みやすくなります。甘い味になると子供でも喜んで飲めるようになりますので、お子様を含めて家族みんなで青汁を楽しみたいと考えている方におススメです。オリゴ糖は腸内で善玉菌のエサになり腸内環境を良くしますので、便秘でお悩みの方にもおススメです。

ココアに混ぜる

青汁をココアに混ぜるのは意外性があると思いますが、案外人気がある飲み方です。ココアの量を調整すれば、野菜嫌いの子供でもこれならおいしくいただけます。また、ココアは砂糖が入っていない純ココアがおススメです。砂糖が入っていると糖質を余分に摂取するので、ビタミンB2が消費されます。せっかく青汁で摂取した栄養素が砂糖で消費されてしまうので効果が低下します。

おススメの飲み方を3つ紹介しましたが、青汁は飲んですぐに効果が現われるものではなく、長期間飲んでようやく効果が出てくる飲み物です。青汁を飲んで野菜不足が解消されると自然と健康や美容面の効果が実感できるようになってきますので、短期間で効果を求めずに、まずは1ヶ月野菜不足の解消を目的に飲んでみてください。